2015.07.28
夏休み、前後の生徒さんが違うことがあります。
兄弟姉妹で続くこともあります。
普段、入れ替わりの時間もタイトで、ゆっくりお話しできないお母さま方ともゆっくりお話が出来たり、そんな時間が流れます。
昨日は、1人のお母さんに“お友達のお母さんが家での練習をさせるのが大変になっていて、でもやらないと先生から自分も言われているようで、だからついつい子供とバトルの日々で〜うちはそういうことがないので、どうなんでしょう?”という話が出ました。私の思いを話そうとした時に、次の生徒さんとお母さんが着きました。どうせなら、と一緒に話のシェアをしようと
「今、こんな風に質問されたんですけどね」
と話すと、後から来たお母さんは、そうでした‼︎数年前にお母さんが子供の練習を見るのが大変で、辛くなって私のところに移って来た生徒さんだったのでした。
今ではすっかり、私とその姉弟ワールドが出来ているので、私にしたら最初からうちにいる生徒さんのような感じがしますが。
先生がお母様方にも練習に関しておねがいするのは、当然意図があると思います。なのでそのやり方を否定することは出来ません。ただ、私は最後は自分で弾かないといけないので、お母さんの関わり方については月齢に応じ変えていただくようにしています。と、同時に小さくてもわかるような宿題の出し方や音楽の話も噛み砕いてしています。私と生徒さんとの約束、そこが大事なんです。
勿論、頼る時もあります。でもそれは、練習を全部みてくれ、ではなくそこまでのお膳立てをご家庭の方針のもとにしていただきたいからです。
お母さんには応援団と、時には評論家。そんな風な立ち位置にいて欲しいのです。
なかなか難しいですけどね。それがしやすい関係を、私と生徒さんとご家庭とで出来るように私自身心がけています。