2015.02.06
大人からしたら、その程度のことで〜と思うようなことで、子供はおへそを曲げたり落ち込んだりしてしまうもの。
昨日は、そんなことがあり浮かない顔でレッスンを始めたTくん。なんか元気がなく、どうしたか尋ねたらその拗ねている内容をお母さんがポロリ。するとそれは、私には聞かれたくない話だったので余計にトーンダウン。
それでもテクニックのテキストはがんばって弾くものの、何時もの切り返しがなく私も調子合わせができない。次に曲になって弾き出すも〜
綺麗な曲なのに気持ちがないから雑な音
アウフクタクトなのに数えないから強すぎる入り
フェルマータの後気持ちがないから丁寧にが入れない
「にじ」という綺麗な曲だからその点は押さえたい。昨日は仕上げ。Tくんはよく練習をしてくる。本人も今のモヤモヤのせいで、やって来たことが音にならず、イライラしているのがよくわかる。だから余計弾けなくて負の連鎖。
思い切って私は
「もう、お稽古やめよう。Tくん、この辺、変な気持ちなんだよね。でもこのままじゃいい音出ない。前にお姉ちゃんにも話したことあるけど、ピアノに当たったらダメだよ。でも、Tくんはまだ小さいから、素直に音に出ちゃう。先生だったら少しはごまかせるけどね。いいんだよ、素直で。でも、嫌なことがあったら弾けない時もあるからね」
こう切り出した。
「いやだー弾く」
と言うTくんの目には涙。
「うん、わかった。じゃ、お姉ちゃん先に。はい〜Hちゃん、用意して。Tくん、深呼吸しておいで」
お母さんの元に行き、お母さんの諭しと言うかスキンシップで機嫌が治り落ち着くのがお姉ちゃんのレッスンをしながら感じられた。落ち着くと弾きたくて仕方のないTくん。
そしてようやくTくんの番。
さっきが嘘のように綺麗な音。私と合わせてもバッチリ。他の曲もどんどん弾いて、新しい季節の曲にも取り組めていつもよりいい感じのレッスンに。
「上手に切り替えで来ました」
頭、なでなでして雪混じりの寒い中、レッスンに来たのでお菓子のおまけ付きでさらに上機嫌。最初に機嫌を損ねた内容は吹っ飛んだ様子。
でも、姉弟続いていたのでこんな切り替えもできたのかと。続いていることが今ひとつな時もあるけれど、昨日は良かった例のひと時でした。でも、何より切り替えができて良かった。さすがお母さん。短い時間でフォローしてくださり感謝です。私も思い切って話して良かったかな、と。
寒いまま帰らせないレッスンで、ホッとした昨日でした。
☆誕生日の樹☆
今日、お誕生日の生徒さんの誕生日の樹は、「ブナ」です。