2014.11.09
何だか塾みたいで嫌ですが〜。
また、音楽は点数では表せないものですが〜。
先日のアンサンブルセミナーで、同じ演奏者(アーティスト)を、いわゆる追っかけで聞き込んでいると、たとえプロでも演奏に波はある。今日は調子が良かった、とかそう言うことで、それにはお客さんのノリや会場の雰囲気も加味するのを感じて行く、とありました。なので求められているのは、平均点の高い演奏、ということ。
ではそれをピアノ教室に置き換えると〜
日々の練習やレッスンで、一人一人の生徒さんが、がんばっている姿はご家庭の方も、講師の私も見て来ています。
部活もハードなのにがんばった
途中で骨折もしたけど乗り切った
塾もあるけど良く調整した
苦手な曲だったけどがんばった
などなど。この事情は全員違います。
しかし、演奏するステージは一回だけ。その一回をいかに演奏するか。
そこに至るまで、満点の出来と50点の出来と、というようなジェットコースター的な出来でいるより、コンスタンスに6割…または8割、という方が安心します。それが平均点を上げる。
最初の設定は低くてもいい。それを自分のペースで引き上げればいい。平均点は自分の中にあって、誰と比較のものではない、ということです。
昨日のレッスンでは仕上がって来た生徒さん、何人かにこの話をしました。余り数字で捉えるのは好きではないのですが、イメージとして伝わればいいかな、と。
でも最後に。努力の姿は私やご家庭の方が一番見ています。ステージでは一人のピアニストとして楽しんでくれるのが、一番の願いです。