2014.10.09
時に、見学にいらっしゃるお母さんが私と生徒さんのやり取りを聞いて、吹き出すことがあります。または、吹き出してはまずい、とこらえるというか。
決まって相手は、饒舌な男子ですね。あの手この手で繰り出す言い訳などを、諭すというより逆手にとって逆にこちらも理詰めで返す。私もおしゃべりですから負けません。
昨日もありました。
「最後まで弾いてみよう〜先週やったもんね。さぁ、どうぞ」
の私の投げかけに
「あの〜最後が自信がなくて、間違えてもいい?」
「勿論、いいよ。はい、行ってみよう〜」
「怒んない?間違えても〜」
「別に〜」
と、言いかけると
「あ、怒るんじゃないか。アドバイスしてくれるんだよね。注意っていうかアドバイスね〜」
と返される。
「おわかりだね〜だから弾こうよ」
もう、笑うしかない私の心境。
残念ながらお母さんは最近、お見えにならない生徒さんなのでこの掛け合いをお聞かせすることは出来ず。でも自分が親の立場だったら、
「氏の後の言わずに弾きなさい〜」
と、後ろからつつきたくなるようなそんな感じ。でもこれがまた、楽しい。
実際弾いたらそんなに大きなミスもなく、彼曰くのアドバイスはしましたよ。でも、注意じゃなくアドバイスっていいかも。なんか押し付けられている感じがなく、ポジティブになりそうですね。
しゃべっている時間が長くなる生徒さん、当然います。でも、一生そういう訳ではないですよね。ある時期、ある時、ある瞬間。色んな理由でしゃべり優先になります。でも何処かに何かしらヒントがあるのしゃべらせておくのもありかな〜と、最近思います。
だから漫才のようなレッスンも生まれます。
「先生、面白い」
そう言われるの、好きです。
やる時はやりますけどね。一応付け加えておきますm(_ _)m