2013.12.02
昨日は娘とお出かけ。野球三昧の日々ですが、時には娘とも出かけないと。9月に予約をしてあった銀座・博品館劇場でのお芝居。「あるジーサンに線香を」
久々の新橋からのアプローチ。娘に
「新橋って来たことある?」
と聞かれて・・・
「今日降りる反対側にはその昔、良く降りたよ。一応イイノホールで、歌ったことがあるんだから〜歌の発表会でね」
そんな話しをしてちょっと思い出したりしていました。そして声楽の先生のことも。元気なテノール歌手の先生。
さて、お芝居は東野啓吾原作です。娘はAKBだった松原夏海が出るので、行きたい!と決めたのですが、主演クラスがモト冬樹に山本陽子と素晴らしい。ということで、観客の年齢層も高かったです。
入院していた主人公(モト冬樹)が若返りの所謂、人間モルモットとして手術を受けます。87歳だった主人公が60代、40代、20代と若返り恋をします。でも、その都度、亡き妻(山本陽子)が出てきて色々たしなめます。結果、女医さん(愛華みれ)と売店の女の子(松原夏海)と恋もしますが、副作用というべき老化・・・・それもかなりの加速で老化し、実験の手術から2ヶ月ほどであっと言う間に老衰で亡くなる、というストーリー。
「若返るというlことで気付かなくても良いことに気付いて、それだけ傷ついたのね」
みたいな台詞が亡き妻から出てきますが、最後は奥さんと夫婦仲良く「あの世でも一緒」というものでした。若返る代償と死生観。娘はどのくらい感じたのかわかりませんが、アドリブもあってさすがの役者そろいで楽しい時間でした。
しかし、上演の記念品にお線香と最後は清酒。何だかお通夜みたいな・・・そんな感じでした。娘、未成年なのに普通に清酒を手渡され、写真だけ自分の記念に納めてあとは家のものになりました。
さて、そんなお通夜みたい・・・で笑って帰宅したら1本の電話。
声楽の先生の奥様。
「あのね、連絡が行き届かなかったようね。主人、9月にあっと言う間に亡くなっちゃったのよ。肺炎でね。100まで生きる、100まで歌うって言ってたのに。主人も退院するつもりで入院したのよ。でもね・・・ワイン、ありがとうね。主人にしばらく供えて一緒に頂くわね。あなたのワインはいつも待っていたから」
言葉がありませんでした。今日、イイのホールを思い出し、「100まで生きる元気なジーサンだったのに若返りの手術であっと言う間に若返ってあっと言う間に老衰して88で生涯を閉じるお芝居」を見てきたばかり・・・
先生、卒寿のコンサートをすると張り切っていた夏。私に「歌いに来てね」とずっと声を掛けて下さったのに、なかなか行かずご無沙汰のまま。
若返れないのだから、今!思ったときに必要な時に必要なことをしないと、あとで後悔する!そうも感じた昨日。
お芝居で頂いた清酒で、先生を思い・・・献杯しました。