2013.10.01
今日から10月ですね。1年ってあっと言う間の気がします。
そんな昨日、9月最後のレッスン日は大人の方で始まり、大人の方で終わる・・・そんな1日でした。
最初のYさん。とにかくレパートリーを増やしたくて通っています。が、ご本人曰く
「矯正中」
とのこと。そうなんです・・実は、譜読みはおできになるし、一生懸命練習はされますが何かしっくりこない・・・とご本人も感じていて、私の所にいらっしゃいました。そこで気がついたことがいくつか。それこそ、まむし指だったり、姿勢だったり・・・そして表現力。それらに気付いた今、「矯正中」なんですね。でもこれだけピアノに向けられる情
熱には、頭が下がる思いです。
ブルグミュラーの18やギロックの曲集で、楽譜の行間を読み取るようなレッスンをしています。沢山弾いていく中で、そういう力がつくといいな、と思っています。
そして・・・幼稚園、小学生とレッスンをして最後にいらした大人の方がMさん。実は昨日が体験でした。保育士さんをされています。
Mさんは、子供の時お引っ越しを機にやめてしまったピアノ。保育士さんになるのに頑張って弾いてはあります。もう1度基本を身につけて、ショパンとかサティとか弾きたい、という思いでいらっしゃいました。お仕事のあとだったのに、色々お話しして現在弾ける曲をお聴きして、レッスン。
楽典の本を薦めたり、曲の中で色々学ぼうとこちらもやはり“はじめてのギロック”を使い1から〜にしてみました。初見、音符の長さ、楽譜の読み方・・・一応1から。何が分からないのかを探すために。
大人の方は本当に必要に迫られたり、弾きたい情熱がおありになってレッスンにいらっしゃいます。子供の時やめてしまった、という共通点もあります。そういうお話しを聞くと今、通っている小さい生徒さんがどういう風に育つか本当に責任を感じます。細く長く続くよう応援したいと思っています。