2023.10.21
お母さんのLINEからは、
「元気は元気なのですが、右手を骨が凹んだような骨折をして〜」
と、ありまして。
左手だけのレッスンができるから、と来てくれました。
が、びっくり!やはりきちんと、右手を吊っているのです。なんか、痛々しい。
年に何人かは、必ず怪我人がいます。
いつも言います。足じゃなければどうぞって。
と、いうことで左手強化レッスンをしました。発表会の曲も、実は左手のアーティキュレーション(スラーとかの細かい指示のことです)がとても難しい曲でして。
頑張って両手にしたそうですが、この際その左手のアーティキュレーションを、ここで完璧にするタイミングだね、と捉えました。どうしても、両手になっていると、わざわざ片手奏に戻すのって、つまらないものです。その気持ちはわかります。でも、右手が使えないなら、この際左手強化!
まだ、弾いていないところも初見で頑張ったり、左手の曲だけでアンサンブルしたりと、して帰りました。
怪我の功名で、左がきれいに弾けること、間違いなし!です。
さらに、夕方のお母さんのLINEにも、ほっこりです。
『悪い事ばかりじゃなくて良かったです。
ガーゼをぐるぐる巻いてるとあまり関わりがない子まで皆んなが心配してくれて。
改めて皆んな優しい子ばっかり〜と嬉しく思ったりした1日でした。』
当たり前が、当たり前でなくなる時。
その時に、見える真実ってありますね。