2023.09.28
日本には四季があり、さらにその中にはグラデーションがあります。
春、夏、秋、冬と言う四つの季節の間に、早春とか晩夏とかのように。難しい言葉をあてなくても、季節の移り変わりは感じますよね?
さて、そんな曲集が出ていまして、『連弾の四季』です。夏から秋へよく知っている童謡や、文部省唱歌のプリモ(連弾の上)に対して、おしゃれなセコンド(連弾の下)か書かれています。
そのアンサンブルが、絶妙なんです。
最近、私が使っているテキスト、『こどものエチュード』や、『大人の抒情小曲集』と同じ作曲家、鈴木敬先生のテキストです。
そして、この『連弾の四季』も、初見でアンサンブルも既にしていますが、明後日のレッスンからこれをもつ生徒さんがいます。Rちゃん、中1。彼女はプリモはもう、余裕です。彼女が、共感したのは、曲よりもその間にある先生の6つのお話しなんです。
テスト前に渡してしまうと、それを読み出してしまうと思い、テスト後のレッスンで渡すことにしたのでした。そして、これを読んで少し彼女が、気楽になったらよいのにな、と思うのでした。
リベラルアーツである、音楽。
そのヒントというか、きっかけになることが先生のテキストには満載です。
一曲から広がる様々なこと。それは、理科だったり社会だったり。便利なスマホでその場で調べることができる時代ですから、私もこれからも生徒さんの引き出しにプラスアルファになるような、言葉がけをしていきたいと、改めて感じました。