2013.03.16
昨日から9月までの6回、コーチングセミナーを受講することにしました。自分のために、それは生徒さんやご父兄に対しても、さらには子育てにも役立つかな・・・というもとで。また。コーチの先生が素晴らしいというのも勿論です!
一回目の昨日は、「目標設定について」でした。内容についてまとめるというか、もうこれは自分のレッスンの中に、生活の中に実践していくしかないな、と痛感しているのですが、たまたま今週こんなレッスンをしていました。それが間違っていなかったんだな、ということを感じたのでそれをここに少し挙げます。
発表会で大曲に臨む大きい生徒さんには、少しずつ曲を渡しています。そこで・・・
私「今回はどんな風に弾いてみたい?または弾きたい?」
生徒さん「・・・・」黙り。でも私への目線は「間違えずに弾けっていうんでしょ」みたいな感じ。
私「あのね、間違えずに弾くとか言うのは目標にしなくていいよ。ま、練習して行った過程で結局間違えなくなるかもしれないけど、その前に曲全体をどう弾きたいかがないとね」
生徒さん「・・・」きょとん!
そうなんですよね。間違えなかったらすごいかもしれないけど、そんなのは誰だって難しい。でも、曲をどう弾きたいか、演奏したいかの気持ちがあれば、その曲の雰囲気に近づいたり結果的に真剣に練習してノーミスに近くなるかもしれない。でもいつも言うように過程が大事なのと、本番は1人のピアニストとして楽しくステージに立って欲しいので、今回はあえてそんな風にアプローチしてみました。
すると・・
「風や雨のイメージで弾きたい」
と出てきました。
「じゃ、どこが風でどこが雨にする?」
と話すと・・・「考えて弾いてきます!」と。
もう1人は
「気持ちを届けたい!」
というので、すごいな〜と感心して
「どんな風に届けるの?」
とあまりにも抽象的だけど聞いてみたら・・・
「最初のこの音をね〜」
と本人考えがある!
うん!今回はみんないつもより自分の曲に違う向かい方をしそうです。何だかワクワクしてきました!