2020.10.19
「先生〜!
元気ですか?」
そう、卒業生YちゃんからLINEが入ったのは、先週。
「あの、結婚します!」
と、幸せLINE。
って、Yちゃんいくつだっけ?
私の中ではいつまでも、就職前の元気な彼女しか、思い浮かばない。いつも、元気だったけど。
彼女の親友が私のところにピアノに通っていて、発表会を聞きに来て、その場で
「ピアノ、お願いします」
と、言われたのは彼女が小学生中学年かなぁ。それからは、その親友のYちゃんと共にY Yコンビとして、連弾やら私の手足になって動いてくれた。
中学は剣道部。
高校はジャズバンド部に入り、音響の専門学校へ行きPAの就職。
彼女の武勇伝は、『1859』開港150周年に重ねた発表会の時。
ジャズを弾く彼女。
弾き始めて、音が飛んだ。
ステージから(テラノホールです)
「先生、わからない〜」
と、叫ぶ。しかし、私の手元にも楽譜はない。
「え〜先生も無理」
と、叫ぶ。
「取ってきます!」
と、ダーっと走り控室から楽譜を持って戻る。さて、どうするか?
客席に向かって、マイクなしで
「待っていてもらい、ありがとうございます。もう一度弾かせていただきます!」
客席からは拍手喝采。
あっぱれな態度。私もびっくり。
その彼女を見て以来、私の発表会が自己責任の上に成り立つ生徒さん自身の成長の発表会、というコンセプトになった気がする。彼女のおかげ。
そんな彼女が、結婚。
いずれママ。
嬉しいなぁ。
会いたいなぁ。
ご実家に来たら、ぜひ立ち寄ってね。