2020.08.08
合唱コンクールがなくなっている中学もあるので、あまり大きな声でその話をするのは、申し訳ないのですが。
実施予定の生徒さんの伴奏を、昨日までに一通り、一応聞きました。
オーディションの生徒さん
自分しかいない生徒さん
様々でした。
ですから、到達具合も様々。
さて、もう一度伴奏について毎年話していますが、書いておきます。
ピアノが上手=伴奏が上手
ではないこと、です。
最低限の譜読みができた上、が必要条件です。
さらに、伴奏にはテクニックも必要ですが、耳が大事です。
聴く力。これが1番です。
自分の音だけでなく、合唱の方を。メロディだけでなくハーモニーまで。その日のバランス、コンディションは違います。
また、部屋の響きも違います。
それを支えるのが伴奏です。
私に、僕についてきて、ではなく
サポートするのが伴奏です。
だから、合唱譜を見ながらペダルや息つぎについて、レッスンします。弾かないと困る音、それは歌のため、です。
伴奏賞がある学校もありますが、上手いテクニックではありません。いかに合唱を支えたか、歌いやすい弾き方をしたか、歌詞の内容をピアノで表現したか、です。
自分のピアノを聴いてもらいたければ、ソロのコンクールです。合唱コンクールの伴奏は、花形に見えて実はサポートです。
また、楽譜の譜めくりストがつかなくても大丈夫なように、製本して行くのも私はマナーだと思っています。でも、まだ経験が少なければできませんから、私がその製本のアドバイスはします。
そこをきちんと考えて、弾きましょう。
伴奏になった!と舞い上がるのは違います。
歌が出来上がる前に、仕上がるのが伴奏です。
今日は少し、辛口に。