2019.08.20
発表会の曲の聞き方。聞こえ方?
先日、大人の生徒さんとの会があった時に、面白い話を聞きました。
親でもある生徒さんで、大人になってから初心者で来た生徒さんは、自分も弾くことに苦労をするから、誰の演奏でもすごいなぁ、と思う、と。心の底から感心する、と。それは我が子であっても、他所のお子さんであっても、と。この気持ちも、よくわかります。
一方で、ある程度のところ(ブルグミュラーあたり)で挫折して、大人になってまたレッスンに来た生徒さんは、きちんと練習しました、しています、の生徒さんはすぐ分かる、と。例え、本番ミスっても、普段が想像つくから心底から応援する、と。しかし、今がよければ、で弾いている生徒さんに関しては、もう少し弾いた方が良い、大人になって弾きたい時に弾けないよ、とアドバイスしたいと思いながら聞いている、と。実体験が語ります。
これ、確かな事実です。
その差を出さないように、コンサートコンセプトを設けても、分かる人には分かるんです。それは仕方ないし、当然です。
そこにいつ気付くのか、これを発表会を通して自覚してもらわないと、ダメだと私は思っています。周りがとやかく言ってもね。
さ、ラストスパートに入りますよ。