2019.07.10
ゆっくりフォルテ(f)で弾く練習。
この課題が出たら、決して弾けないからゆっくりさせられた〜ではないんです。
もう弾けてきて、楽しくなってきて、でも本番はまだ先。チャラ弾き禁止なんで、そのためです。また、さらに指に覚えて欲しいから、今一度落とし込める意味で、の課題です。
これを真面目にやったか否か、その差は歴然です。
かなり厳しい言い方もします。
「今日から家で弾くときは、決してテンポではだめ。来週にレッスンでテンポにするよ」
楽しくなってきた子には苦痛です。でも、本当にそれをした生徒さんは、次のレッスンの時にテンポにしたら、あれ?動く〜、わぁ!転ばない!、そんな表情になります。
実際にやらないで来た生徒さんは、わざわざ聞きませんが音で分かります。
相変わらず〜の箇所がちらほら。そんな時は、
「おかしいね〜ゆっくりやったと思うんだけど。もう一回やってみよっか、今週も」
にします。流石に次はやって来ます。
こうして自分のものにしていきます。
もう一つ。
寝かしてね。
この課題も早々と弾けて来た生徒さんに適用します。
元々ゆっくりな曲でこれ以上、ゆっくり弾いてもね〜そんな曲の生徒さんが多いかな。寝かして熟成して、たまに弾いて出来ているか確認。
この方法の生徒さんは、その週弾かなくて良い、が課題なので不安そうになりますが、それで良いんです。
さて、どちらも言われていない〜そういう生徒さんもいます。
見捨てられた訳ではないですよ。ギリギリまでハッパをかける、追い込まれる方がやるタイプだからです。追い込んで、追い込んで、呼び出しをして盛り上がるタイプ。男女問わずいますので。
これらのタイプを加味して選曲したわけですが、100%相思相愛(生徒さんのやる気と曲の相性と、私が伝えたい思い)になっているかは、発表会当日にならないと分からないですね。それが楽しみです!
そうなるために、様々な言葉がけになります。
レッスン前後の生徒さんが言われている言葉がけ、違うのは当然です。相思相愛には、いろんな形があるのでね。だって、恋愛の形も様々でしょうから。