2019.02.25
ピアノ便りにもさり気なく書きましたが、発表会の選曲は、私の中にポイントいろはがあるんです。
1 初ステージを成功体験
2 参加することに意義がある
3 ちょっと背伸びでトライアル
4 区切りのためのステージ
5 自分癒しのステージ
ざっとこんな感じです。
1は、とにかく人生初!のピアノ発表会の生徒さんに、また次もやりたい!にして欲しいのが一番の願いです。
2は、入試があったり部活やバイトが忙しくても、私のステージコンセプトを理解してくれている生徒さんだから、自分のやれる範囲で出たい!の気持ちがある人に、私も応えます。
3は、今がピアノの伸び期だな〜〜丁度、学校もお友達も落ち着いているし、練習環境もあるから〜〜よし!今回だ!と、ハードルを上げて行く、そんなタイミング。でも、そう思っていても、それを拒否するタイプもいます。出来高で満足。ま、気長に時期を待ちます。
4は、まさに発表会を最後に長期休み、または卒業!有終の美にしてあげたいです。
5は、多少2に似ているかもしれませんが、もう少し2より精神面の意味合いが強いかな。どうしても弾きたい雰囲気の曲を追求してくる生徒さん。弾きたい曲、でなく弾きたい雰囲気の曲、が癒しのポイントです。
さて、こんな風に私の中には、いろはがあって、かつ、生徒さんのペースなどもある訳です。なので、同じ学年であっても、同じご家庭のお子さんであってもその時の意義が違えば、乱暴に言えば曲のレベルと言うか、長さとかが違うわけです。
ですから、兄弟姉妹で下の子の方が、枚数があったり音符が細かかったりしたりします。
そんな時は、上の子のプライドも保ちつつ、優先順位の話をして、納得して行きます。1から5、どの状況でも最後に選ぶのは自分ですからね。
そして、どんな曲を弾こうと一番伝えたいのは、
「自分で表現する」
です。
初めてその曲に出会う会場の人に、思いが伝わるように自己責任のステージ。
私の中には、観客が飽きないステージ、が一番の理想なんです。
と、言うわけで春休みや長いらしいGWを活用して、少しずつ始めます。まずは、めあて表とノート練、そして製本です。
写真は前回の製本をお借りしましたが、今回もみんな素敵な製本。楽しみです。