2019.01.29
もうすぐ入会して1年になる、Kちゃん。小学校に慣れるのにも、彼女のペースがあり、ピアノもまた然り。
お母さん大好きは、もちろん良いことでそれは大事です。しかし、お母さんの思いとは裏腹な行動。
慎重ってことです。
自分へのインプットには、個人差がありますからね。
そんなKちゃんに変化が、見られたのはここ数ヶ月。お母さんとの約束もありますが、自分も納得して来たのでしょう。レッスンも少しずつ1人で。
FUN FUNピアノ1は、ステキなセコンド伴奏の連弾になっています。何人も生徒さんのレッスンで、使いました。Kちゃんもその1人。お母さんが職業柄、ピアノが弾けますから一緒に楽しんでいます。
レッスンに1人のきっかけとして、
「全くママが来ない、ではなくてさ〜〜これの仕上げの時は是非ママと。あ、ママが弾けるようになっていたらだけど」
と、話すと少しずつ自信の出てきたKちゃんは、ママより先に頑張る気持ちも芽生えていたので、二つ返事。
以来、ママなしでレッスンする日が増えました。そして、ママが見えた時は〜〜お母さんもセコンドパートが仕上がって、一緒に弾いてくれる日。
実は3曲あまり、Kちゃんは合格していたけれど、お母さんが忙しくてピアノに向かえず後回しになっていたのでして。先日、メドレーのごとく3曲通しで聴かせてもらえました。
多少間違えても、親子は微笑ましい。
この連弾を使い、微笑ましい親子さんは数組見てきました。みんな、お母さんが保育士さんでピアノに携わっていますが、得意でない曲もあります。余裕で弾ける曲、隠れて特訓した曲など様々です。
「うちでは、上手くいきました〜」
なんて一言も、当然。
だんだんと子供の方が上達し、ママは置いてけぼり。そして、いつかママが娘の演奏を楽しむ、に至ります。そんな親子関係が築けるこのテキスト。いつしか生徒さんの自立にも繋がり、良い感じ。
Kちゃんも、そんな1人ですね!