2018.11.28
私が、できないこともあります。
障害という、個性の生徒さんをお受けしています。個性として見て、音楽療法士の資格はありませんが、勉強して寄り添えるよう努力はしています。
でも、できないこともあります。
以前もかなり多動の生徒さんで、ピアノの上のものや、レッスン室のものが気になりすぎる過敏の生徒さんがいました。
彼の落ち着く方法は、あるんですよ。
レッスン室にピアノしか置かない、ある意味シンプルにすること。
しかし、物理的に我が家は無理でその子に則したレッスンは、申し訳なかったのですが出来ませんでした。ご理解はいただけましたが。
最近も一人。
発語が少し困難な生徒さんがいます。でも、音楽は大好きで特に体を動かすことが大好きです。きっとリトミック的な広いスペースの音楽の方が、より刺激になるのではないかな?と感じていました。私のところは狭くて走れませんからね。だから、手遊びやおとなしめのわらべうたになっているんです。
まず、体を動かして発語に生きてくるレッスンを受けて、全身で感じてから、また少しでも発語がクリアになるまで、その専門の先生にお願いした方が、彼女のためになるのではないか?と、ここ数ヶ月考えていました。
そして、その道の先生に勉強会で知り合いになり、今回お願いすることになりました。
今の段階では、前向きな移籍というか、セカンドオピニオン的な移籍というか、妥当な言葉が見つからないのですが、今後も連携し、ピアノになるまで一旦他所に行くことになりました。
私は私で、見守って行こうと思います。私のレッスンにご理解いただいても、実際に生徒さんにはそれが合うのかわかりません。これは、障害のある生徒さんだけでなく、皆さんに言えることです。
保護者の方と、価値観が一緒でも生徒さんが付いて来ない。
その逆もあるかな。
その辺りを、きちんと見てより良い音楽ライフになるようにこれからもして行きたいと思います。