2018.10.25
パッヘルベルの「カノン」は、人気です。
弾きたい、という生徒さんも結構います。
バロック時代の作曲家、パッヘルベルによる「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の第1番が、人気のカノンです。本来、ピアノの曲ではないことを話して、楽譜を用意して弾いています。
Hちゃんもその1人。
しかしまだ、低学年でアレンジもかなり初級だし、どうしようかな?と思っていましたが、やりたい理由が素敵でした。
お小遣いをコツコツ貯めて、自分で買いたくて買ったオルゴール。その曲に好きなカノンがあり、決めたのです。
自分のお小遣いっていうところに、私は感動しました。
夏休みから練習を始めて、仕上がった時にはオルゴールも持って来て聴かせてね、の約束になっていてそれが昨日でした。
今回は、ぷりんと楽譜の初級導入レベルでした。でも、通奏低音の左手のパターンは、しっかりあります。Hちゃんに
「夏休みのたびに、バージョンアップしてカノン、弾き続けない?」
と、提案しましたが今は、これが完成し考えられないようでした。
私も小学生低学年の時、初めてもらったオルゴールの曲が、「乙女の祈り」で、いつか弾きたいと思いながら過ごしていました。後にレッスンではなく、自分で勝手に弾きました。そんな自分のオルゴールの思い出とHちゃんが、重なりました。
弾きたい曲がどこにあるか、好きな曲にどこで出会うか。人それぞれですね。