2018.10.11
合唱コンクールの伴奏も、佳境に入って来ました。
今月は、生徒さんの通う2つの中学で、各々合唱コンクールがあります。
歌うクラスの雰囲気や、声、パートリーダーの人たちの情報はないまま、私は伴奏を見ます。私の中のその曲の経験やイメージを伝え、かつ伴奏のコツやヒントを伝えます。
夏休みにはひたすら、譜読みや通す力を優先に。学校が始まり歌と合わせるようになったら出てくる問題も、一緒にまたレッスンしなが解決します。
「あなたのこの音がないと、ソプラノが取れないわよ」
「ここで、ペダルが濁ると歌が台無しになるよ」
とか、そういう話です。
さて、時として指揮者と合わない、も伴奏者側から聞こえて来ます。指揮者もピアノが弾けたり楽器ができたりしていれば、多少は楽譜にあるメッセージがわかり、伴奏と相乗効果でよくなりますが、単に振れば良いんだよね?でなった場合は、かなり大変です。伴奏者と仲がよければお互いに注意しあい、練習出来ますがそうでないと。
レッスンしながら指揮者との兼ね合いをこぼす生徒さんもいます。そんな時は、指揮者をうまく持ち上げて、そして理解してもらえる言い方を伴奏者に伝授したり、そんな話もします。
私自身、中学までは割と伴奏をしていましたが、高校からは指揮の方が多かったのです。ピアノが、私より素晴らしい友人や後輩が多かったので、指揮に徹した高校時代です。
伴奏の大切さも熱く語りますが、指揮は語るより動きを見せたい、そんな私です。