2018.05.29
2週間の就労実習を終えて、Tくんがレッスンに来ました。
日曜日には、
「実習が終わりました。
明日からまたレッスンお願いします」
と、丁寧なラインが来ました。大人になってきました。
実習の話をいろいろ聞かせてくれました。
私も、お昼はどうしたの?とか、いろいろ聞いたりもしましたが、楽しそうに話してくれました。まだ、もう1クール実習がありますが、こうして社会に出る準備を着実に、のTくんです。
さて、ピアノはいきなり〝どんなときも。〟を弾き始めまして、
「あれ?これ、合格していたよね?」
と、私が言うとページをめくり私が書いた文字を指差しました。『実習中の気分転換に弾きましょう』と、書いてあったのです。
Tくんは、その通り気分転換に弾いていたので、またそれで自分のモノになった曲として聴かせてくれたのでした。次に選んだ曲は、〝恋〟です。次も、頑張って仕上げてくれるでしょう。
それから、Tくんは私が教室でシェアをしたバリアフリーのコンサートにもお母さんと行ったようで、その感想も興奮気味で話してくれました。
メドレーが良かった
一人で弾いていても迫力があった
色々な人が本当に来ていた
などなど。
そして、私からとある写真をTくんに見せたら、これまた驚いて自分の左手と比べていました。こんな風に筋肉がつくように、自分も練習します!と張り切っていました。先生仲間のみの閲覧で見られる、ピアニストの方の左手5の指にかかる素晴らしい筋肉の写真でした。Tくん、惚れ惚れと見ていました。
実習をして、良い音楽に触れ、一回り大きくなったようなTくんでした。