2017.08.23
「ふみちゃん、お家のお手伝いはきちんとね。ピアノを理由にやらないのはおかしいのよ」
と、小学生の頃に。
「ふみちゃんは、1人を教えるより学校の先生が向いてるかな。お勉強はしっかりね。部活も委員会も全部やった上でのピアノよ」
と、中学生の頃に。
節目節目で、ピアノの恩師からかけていただいた言葉は、私の中に糧となり今に至っています。
小1から先生が、ご結婚されるまでの私が中2までレッスンしていただき、その後もお付き合いは続いていました。私の結婚式にも来ていただきました。娘の発表会にも来ていただきました。先生の家にも遊びに行きました。
そんな先生と先生のお膝元の町で、久々の再会とおしゃべりをしました。
初めて降りた門前仲町。富岡八幡を、案内してくださり、次に深川不動尊へ。この深川不動尊に先生は今、写経で通っている、と。そして、本殿で行われるお護摩の太鼓が素晴らしい、ということで、
「ふみちゃんも、聞いてみましょ」
と。
般若心経に合わせての鼓動。法螺貝の響き。30分正座で本堂で、鑑賞ではないですね。お護摩の法要に参列していました。
この太鼓も、上手い下手があるようで頻繁に通われている先生は、分かるそうです。
その後、お昼を食べながら色々話をしました。その中で、先生は今、声明(しょうみょう)に魅せられていて、コンサートやお寺に聞きに行くそうです。併せて、宗教やお寺の歴史などの勉強もされているそうです。
結婚を機に、ピアノは教えなくなった先生。それでも、子育て中は鑑賞などには足を運び過ごされて、御子息が結婚して門前仲町に住んだご縁などから、日本古来のことを学んでいる先生。私はまた、先生から教えをいただいた思いです。
さて、その声明の話からなんと!の話しがありました。それはまた、後日にお話ししたいと思います。
教会にしても神社仏閣にしても、音楽は切り離せないものです。馴染みがあるか否かは、人によって違いますが、意外に身近なところにそれらに触れられる、ということも感じたのでした。