2017.05.23
何だか急に暑くて。
一気に春から夏になったようでしたね。
かつ、今年の春は比較的寒かったですしね。
四季があるのが日本で、その移ろいの風情を感じることが好きなのに、最近は何だかな?と感じることもあります。
桜と躑躅と藤が、あっという間に咲き続け、春と初夏が同時に来たようにも感じました。さすがに紫陽花は〜〜と、思っていますが実は、咲き出している場所もあります。何だかなぁ。
菜種梅雨、春雨、小糠雨、こんな風情のある雨の名前もありますが、最近耳にするのはゲリラ豪雨。こちらも、何だかなぁ。
ピアノの曲で、季節感のある曲は弾いていきたいな、と思って選んだり、その季節を待っていたりしていたら、なかなかうまく一致しないこともあったり。多少のズレはあっても、実際の体感などは違っても、やはり四季を大切に思いながら、弾いたり歌ったりしていきたいと思っています。
そんな今日の写真は桑の実。
山田耕筰の「赤とんぼ」の中に出て来ます。
山の畑の
桑の実を
小籠につんだは
まぼろしか
回想シーンの歌詞ですからね。秋に、赤とんぼを見ながら、夏を思い出したフレーズになります。
こんな風に、やはり四季を大切に、日本の歌も大切に、そして、西洋音楽のピアノの曲にも出てくる季節感、それは日本の風情とは違うかもしれませんが、できるだけ色々伝えて、イメージも持って行って欲しいと思っています。