2017.02.20
昨日はKくんが所属する、学校の音楽部定期演奏会に行って来ました。
男子校の吹奏楽なんて、実は初めてです。娘の女子だけの管弦楽に、慣れていたのでこれまた新鮮でした。
管楽器の力強さ、抜けるような響きや音色に感動しました。また、ホールも最近完成した素敵なホール。近いし、綺麗だし、音も良いし、と日曜の午後を音楽で堪能しました。
3部構成でしたが、2部には初の試みで劇をしながらの演奏がありました。もちろん、台本は部員。劇も部員。その冒頭に、
「音楽とはエンターテイメントです!」
と、挨拶がありました。聴衆も楽しむためのもの、という解釈に、私は強く賛同しました。ただ、演奏して聞いてもらって、これだけできます、をアピールしてもね。私が常に思う発表会のあり方もそうです。
会場も一つになり、スクリーンに出されるものと、ステージの劇と、コンサートピットさながら下で演奏するその構成を、楽しませてもらいました。
観客を楽しませるには、演奏する人も楽しんで演奏しなければだめです。でも、練習は楽しいだけではだめですよね。厳しいこともあります。やはり、人に聞かせるのであれば、それなりに練習しないと、です。これは私も話しています。楽しいだけのレッスンはないです。楽しく弾けるために、レッスンしているのです。
アルトサックスを、頑張って吹いていたKくん。まだ楽器に触れて1年経っていないわけです。でも、頑張って練習し楽しそうに、でも真面目に吹いていました。帰り、ロビーで見かけた時の達成感の顔は、ピアノで見る顔とまた違いました。
自分1人では出来ないアンサンブル。個が、しっかり練習すれば出来上がる音楽は壮大で、そして楽しい。これを実感しているのかな、と感じました。
ピアノ、二の次で結構!
今は、素敵な仲間や先輩の中で、音楽はエンターテイメント!を叩き込まれて欲しいですね。これからのKくんのピアノにも、活きてきますから!