2017.02.06
昨日の『題名のない音楽会』には、世界的に有名なランランが、出ていました。幼少期から、かなりの練習をしていたそうで、その時間たるや8時間!お父さまが熱心で、ある種スパルタだったようです。
それに対し、自身も子育て中のバイオリニストの高嶋ちさ子が、
「遊びとかの誘惑はありませんでしたか?」
と、問い。高嶋ちさ子と言えば、熱心さのあまりに子供のDSを壊したこともありましたっけ。でも、母親として分からなくもない気持ちです。
さて、ランランもやはり誘惑はあったようで、おもちゃや漫画も大好きだった、と。お母さんはそれを与えてくれ、隠してもくれ、の味方でしたが、ある日お父さんが帰ってくるのを忘れ、ピアノの横で遊びながらの片手間練習をしていたら、案の定そのおもちゃは、その場で窓から投げ捨てられたそうです。
今、名ピアニストであれば幼少期のこのようなエピソードは、楽しい話になります。しかし、ピアニストになるわけではなく、普通に弾こうとするごく一般の人にしても、今は誘惑は多いですね。
ここ何週間か、お母さんの見学日などでサンタさんがくれたDSで、練習不足になっている、など相談を何件も。時代に逆らえないおもちゃですがね。
ランランが誘惑を断ち、ピアノに向かうようになったのは、素晴らしいしピアニストの演奏を聴いて、それが心に響き目に焼き付いたから、のようです。
では、今の生徒さんではどうかしら。憧れの人の演奏で、頑張ることもあるでしょう。学校の伴奏をしている姿を見たり、発表会での演奏に感動したり。
また、芸術鑑賞で気持ちが上がることも、もちろんあるでしょう。
でも、それらの前に毎回のレッスンの成功体験、即ちできた喜びや分かった楽しさ、これがまず大事かな、と思います。どんなに小さくても、自分でやれた達成感。その、やれるように持って行く指導は、こちらの責任にかかっていますね。
誘惑。
今週も、レッスンアンケートの提出がてら、お母さん方の話が色々出てきて、話すこともお互いあるかな、と感じています。
そんな私にも、誘惑はあります。
美味しいもの、です。
心の栄養、とも言いますが休みの日は、その誘惑に負けています。