2014.01.08
発表会のひと月前
Aくんのお母様から、
今回の発表会を区切りに卒業したいとの、
相談がありました。
Aくんがお教室に来たのは小学2年生、5年生のお兄ちゃんと一緒に。
まだお辞儀も上手に出来なくて、
いつもニコニコお猿さんみたいに可愛らしかった姿を思い出します。
スラスラと楽譜を読みスイスイ自分で弾いていくお兄ちゃんとは違い、
Aくんは完全にお母さんに譜読みしてもらいながら耳で弾くタイプ。
とても時間がかかります。
小3の時、『この子はピアノは続けられません』と、
電話が来たこともありました(笑)
でもその時お兄ちゃんにはない、
溢れる音楽をAくんが持っていることに気づいていたさちこ先生は、
もう少し頑張りましょうと説得したのです。
Aくんのハツラツとした響きと繊細な歌心は抜群で、
コンクールでも何度も賞をとりました。
中1では毎コンの全道大会で銅賞をとるほどに成長しました!
上手くいかなかった時は
『ママ、ゴメンね…』と、
これまた女の子にはない手法でお母さんとさちこ先生をキュンとさせました😢
先生のおかげでいきいきしたAを何度も見ることが出来ました
とのお母様の言葉に感動しました。
別れは寂しいですが、
ピアノを通して出逢えたことに感謝し、
そしてこれからもピアノを好きでいてくれることで、
何処かでつながっていけると信じています💓
今年は中3!テニスと勉強、Aくんのパワーで
一瞬一瞬を全力で頑張ること応援しています!!
発表会の日
寂しいですと涙を流したお母さんとAくんに、いただきました。
心のこもったお手紙と、素敵なキーホルダー
木枯らしのエチュードを弾いて、
ステージから帰ってきたAくんの目には光るもの😢があって
その涙の意味が宝物だと思う、さちこ先生です。
年賀状には、
高校を早く決めて、またピアノいくので、その時はよろしくお願いします。
と、力強い文字!
頑張れ!!