2013.09.26
今日は、西尾先生の勉強会
ドビュッシーの前奏曲と、
モーツァルトの
ヴァイオリンソナタKV304
『今日の目玉はヴァイオリンソナタ2楽章ですよ』という、
2楽章Tempo di Menuettoは、絶品。
とても、深い悲しみに満ちていると、しみじみ感動。
KV304ヴァイオリンソナタは、
パリでモーツァルトの母が死去した時期に一致する。
この曲の寂しさや諦観の曲調は母の死と関係があるとされる。
モーツァルト自身が書いたとされるPPのため息の音型の後。
深い四分休符の後に現れる同主調のEdur。
同主調は近いようで、実は遠い調。
♯一つのemollから、♯四つの世界へ。
非現実の世界、夢の世界。
ここの見せ場にヴァイオリンが出てこない。
ユニゾンであんなに一緒に歌っていたヴァイオリンが出てこない。
モーツァルトは、こんな手法で亡き母を思う。
そして、再び静かに静かにヴァイオリンが震えながら、慈しむように、懐かしむように入ってくる。
。。。。。。。悲しい
譜面を読み込むとは、こういうことかと。
音楽の偉大さ、モーツァルトの偉大さ、
作品に込める思い。
上っ面だけでは、けっしてわからない世界があると再確認した今日でした。
写真は西尾先生のお土産💓
西尾先生はお土産のセンスも抜群で😊✨
毎回珍しい美味しいスイーツを東京から買ってきてくれます✨✨