2013.02.10
弾くより聴く・・・・・・
それが聴こえたくて弾く
昨日の公開レッスンでとても心に響いた言葉。
とても熱心で沢山練習して、
何曲も両手で弾いてきて、音もリズムもあっている。
こういう生徒さんの落とし穴。
ピアノの音を響きを聴いていない。
指が次何処を押すのか、そこばかりを気にして、
和音がドミソでもドファラでも気にしていない。
出来上がった音楽は立体的には、ならない。
でも、それもわかる。
両手で弾くからなんとなく曲らしく聞こえるんだよね。
両手で弾くという事はいきなり二つの文章を一緒に読んでいるようなもので、
それぞれを理解しながら奏でなくてはならないピアノは実は本当に奥が深いんですよ。
どうぞ、本当の音楽の素晴らしさに耳を傾けられるような練習をしてください。
まずゆっくり、歌いながら、片手ずつ、耳から聴こえてくる事を感じられるスピードで。
11日はキタラ大ホールで『 情熱の日 ・ 芸術祭 』が、あります。
朝から沢山の生徒さんの演奏があり、第4部はオーケストラとのピアノコンチェルトです。
さちこ先生は今から楽しみにしています。
素晴らしい演奏がYouTubeですぐに見れてしまう世の中ではありますが、
本物の生の演奏の空気感は感じる事は出来ません。
CDでは、その音が出てくる準備が見えません。空間が聴こえません。
練習だけが ピアノが上達する手段ではないのです。
時間を作って 感動する音楽に出会う。
心を動かす場面に 出かけて行く事は、とても大切な事です。
自分の演奏、何か足りない。
そんな時のヒントは、素晴らしい演奏を聴く事、見る事で、ひらめく事が
沢山あるはずです。
是非皆さんも3連休最終日。キタラに出かけてみませんか?