2016.01.17
ピアノを習い始めて1年とちょっとの小4の男の子。
初めての発表会で弾く曲を、2人で相談中の事でした。
私が数曲めに弾いたある曲に、彼の瞳がキラリと輝きました。
私、それを見逃しませんでした。
「これにしてみる?」
と、いうのと同時に彼は、
ファドファド ファドファドと左手で弾き始めました。
そうです!!
エルメンライヒ作曲の 「紡ぎ歌」です。
一応楽譜は譜面台に置いてありましたが、曲を小分けにして私が弾いて、
彼はそれを覚えて弾く事を繰り返し、遂に最後まで弾き切りました。
その間、メロディーの細かい音符の粒も、音をよく聞いて揃えられたし、
そうするには指の形も大切だということもスムースに伝わりました。
発表会では、安定した良い演奏をしました。
ずっと集中力を持ってレッスンを受け、お家でも約束した練習はやって来ました。
いいな!!!
弾いてみたいな!!!
と、思った曲に出合う事。
大きな大きな成長をもたらせてくれるものです。
そして今、同じ方法で 「エリーゼのために」に挑戦中です。
嬉しい事に、覚えて弾けるようになった所が何度も出で来る事を、譜面台に置いてある楽譜から見つけ出してくれます。
楽譜を読んで弾けるようになるのは、もうすぐですね!!