2025.10.14
吹奏楽やジャズの世界で大活躍するサクソフォンは、
ベルギーの楽器製作者アドルフ・サックスに名前を由来します。
木管楽器と同じようにリードで音を出しながら、
管体は金管楽器の素材というアイデアを出発点として、
1840年代に発明されました。
スーザフォンも人の名前がついた楽器です。
これを19世紀末に考案したのは
「マーチ王」として有名なアメリカのジョン・フィリップ・スーザ。
テューバと同じ音域の大きな金管楽器を、
行進しながら演奏できる形に管の巻き方を工夫したものです。
ドイツの生んだ歌劇の大家リヒャルト・ワーグナーが
15年以上をかけて書き上げ、
1876年に全曲が上演された大作「ニーベルングの指環」。
その題材となる神話の世界にふさわしい響きを得るため、
彼はホルン奏者が持ち替えて吹くテナー・テューバを考案しました。
深い森を思わせる独特の音色を持ち、
ワーグナー・テューバの愛称でも知られています。
それぞれの楽器の音色を
生のコンサートでご確認に上
ご堪能いただけると嬉しいです。
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大野城市瓦田 ピアノ・エレクトーンの音楽教室 下田ミュージックスクール