2019.10.19
こんにちは。
能美市のピアノ教室、いしくらピアノ教室です。
さて、今回はペダルの話です。ピアノにはペダルがついています。3本。それぞれに役割や使い方、がありますが、今回はその中でもよく使用する、一番右のペダル、ダンパーペダルについて、です。
今回はペダルをふむタイミング、です。昨日のレッスンで、合唱の伴奏をする生徒さんから、
先生、ペダルをどこで踏めばいいかわからいんですが、と質問されました。小さい子の楽譜では、ペダルを使う曲では丁寧にペダルの使用タイミングを指示してあったりします。では、指示がない時はどうしますか?無しでしょうか。
指示がなくてもペダルを使うことはあります。ペダルをふむ所がわからない時は、まずは自由にふんでみます。そして、ペダルによる変化がどうなるか。単純に踏まないより好きになったか、良い感じか?感覚でもいいですので、自分で感じてみましょう。
逆の考えで、ペダルをふんだら変になる、おかしい所を感じましょう。ハーモニーが変わるから、音が重なるとおかしい、音がにごって聞こえる、モワッとする、リズムに合わない、なんとなく変、、、。そういう所はふまない方がいいですね。
ペダルをどこで踏めばいいかわからない時、まずは怖がらずに自由にふんでみて、それを耳で聴いて判断しましょう。絶対おかしい変な所は、無しにして。どちらか迷う所は使うか無しか、繰り返しやってみて、ひとまずどちらかに決めて、レッスンで相談です。
それで、レッスンで、ペダルを使うか迷っている所をみますが、①色々な音楽的状況から確実に判断出来る、場合と②本当にどちらでもいい、あとは好み、になる場合があります。
①は、説明するとわかってもらえますが、②になることもあります。
踏んでもいいし、踏まなくてもいい。
そうなると、最終的に好みになるので、
先生は踏まなくてもいいかな、と思うけど別に踏んでもいいよ、
という、何とも曖昧な答えになるのです。う〜ん、難しいんですが、自由に使うんです。( ˘ω˘ )
音楽的に明らかに変な所や使わない所の判断が出来れば、あとは自由に踏んでみましょう。そして、耳をきたえていきましょう。ペダルは音が深まる、広がりを感じるとても魅力的なものです。使い方を間違えると、逆の効果になり得る諸刃の剣ですが、効果的な使い方で、より豊かな音楽にしていけるといいですね(*^^*)
※ペダルは3本あります。一番奥までは踏みません。かかとはしっかりつけて、踏み込んだ時に体が後ろに動いたりしないように体をしっかり安定させましょう。
※ペダルはピアノによって、若干の踏み込み(深さ)に差があります。必ず弾く前に、ペダルの空踏みをして、深さを体感したいですね。靴を履くと、靴底の分厚みがでて感覚が変わります。細かいことになりますが、ペダルを使う時は気にしましょう。