2016.05.27
ピアノを続けていると必ずぶつかるであろう一つの「壁」に、
『人前での演奏』があります。
どんなに練習して努力しても、本番何も出来ない状態になる。
私も何度も経験が。これはとてもつらい状態です。
その状態に陥った中学生の生徒さん。
コンクール等々、人前で弾く機会が多い生徒さんです。
私の教室では、グレード・コンクールは希望者だけですが、
グレード等を受けている生徒さんと受けていない生徒さんでは、
演奏の質が全然違います。
人前での演奏は、自分の演奏力を深める事に密接につながります。
小さい頃からそれにトライしていた彼女。
グレードテストの場所で、それは突然でした。
課題曲も選択曲も小学生の時に終わったレベル。
レッスンでも上手に仕上げてたので、私も安心していたら、
結果、不合格。
「何で!?」
講評に、
『和音の流れを感じて。強弱。フレーズを。』
(!?!?おかしいなぁ。出来てたけど。)
本人に聞くと、
『・・・ミスタッチしちゃいけないと思って、ただひたすら大きい音で弾いた・・・。』
(ああ、メンタルだ。)
二回目のチャレンジ。
またも本番前はきれいに仕上げてます。
来た結果は・・・
また不合格。
審査員の先生に問い合わせてみると、
『音一杯抜けてたし、転ぶし、右と左とずれてたし。』
(えぇえええええええっ!?!?)
レッスンではそんなこと一度も無かった・・・。
本人に聞くと、
『ちゃんと弾いたつもりだったけど・・・弾いたつもりだもんっ!』
自分がどんな演奏をしたかも分からないくらい舞い上がっていたようです。
(これは重症かも・・)
それでも彼女、
『次いつ?時期あけずに受ける。』
と。
お母様にも今の状態をお話すると
『ここでやめれば終わっちゃいますよね?』
とチャレンジさせたいとの事でした。
それから2か月。
基礎練習を今までよりもみっちりと。細かい部分練習の徹底と、
自分の演奏を客観的に捉えるメンタル指導。
最後は本人が乗り越えるしかない。
三度目。
受かったよっ!合格だよっ!(涙・涙)
グレードテストの合格がこんなに嬉しかった事はなかったさ!(涙)
頑張った、頑張った!(^^)!
すぐにお母様にご連絡。
嬉しそうなメールが返ってきました(#^.^#)
本人とはまだ話してないけど、
今度のレッスンはいいお顔で来るのは間違いなし!
壁を乗り越えた時、
彼女には何が見えたかしら?
話を聞くのが、
とても楽しみです(#^.^#)
教室紹介動画はこちらっ↓↓
https://youtu.be/4S41P5iISkc
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