2014.01.25
最近レッスンをしていて、半数の生徒さんの姿勢が気になります。
背筋が曲がっている生徒さんは少ないのですが、足が落ち着かない生徒さんが多いのが現状です。
レッスンでは、椅子に座ると足が床に届かない生徒さんには足台を使っています。足台も椅子と一緒で、高さの調節が可能なためそれぞれの体に合わせて調節できるのですが、足台があるのに足全体じゃなく、つま先しか足台に置かない生徒さんもいます。足台から片足落ちてしまっている生徒さんもいます。足台の必要がない生徒さんでも床につま先しかついていない生徒さんがいます。
椅子に深く腰掛けすぎるとこのようになりがちです。浅すぎてもダメなのですが、椅子全体に腰掛けるのではなく、椅子の半分くらいに腰掛けるつもりで座るとちょうどよいと思います。
ピアノでは、大きな音を出す時は、手や腕だけではなく、足全体にも力を入れて踏ん張らないといい音が出ません。
つま先しかついていなかったり、片足が足台から落ちていては、やはり見栄えもよくありませんね。
普通のご家庭では足台をお持ちの方はほとんどいらっしゃらないので、代わりのものを使うなどして、レッスンの時だけでなく、普段から姿勢に気をつけていただきたいなぁと思います。
私は小さい頃足台の代わりに、バケツをひっくり返して使ったり、雑誌を積み重ねて崩れないように紐で縛って使ったりしていました。
コンクール、グレードテストでも審査員の先生は音だけではなく、姿勢もよく見ています。
普段からの習慣がとても大切ですので、ご家庭でもご協力よろしくお願い致しますm(_ _)m