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くどうピアノ教室
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> 月光ソナタのセンツァ・ソルディーノ(2)
カワイ音楽教室講師を14年間務める。 同時に「くどうピアノ教室」を開設。 2008~(公財)日本ピアノ教育連盟ピアノオーディション 審査員を務める。 東北青少年音楽コンクール・教育奨励賞(指導...
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プロフィール
月光ソナタのセンツァ・ソルディーノ(2)
2015.11.26
(このトピックスは前回の続きです)
演奏が始まると、
私は耳を澄ましながら
前のめりになって
金子さんの右ペダルを見ていました。
1音1音をダイナミックに弾いていましたが
右ペダルは踏みっぱなし。
しかし
指先のタッチで音量をコントロールしているので
濁るギリギリのところで
次の音を奏でていました。
それが私には新鮮な響きとして伝わってきました。
消えかかった響きの上に
次の和音が上乗せされることで、
音色が融合されて
まさに月の光に照らされた
幻想的な世界が広がっていきました。
ただし、この奏法は
冒頭部分のみで、
中間部以降は(1拍ずつ和音が変わるところ)
ペダルを踏み換えていました。
このセンツァ・ソルディーノの演奏は
意見が分かれるかと思います。
このトピックスを書きながら
資料を調べましたが、
ベートーヴェンの時代では
センツァ・ソルディーノという言葉そのものが
右ペダルを踏んで弦を響かせることを
意味していました。
また、
月光ソナタが作曲された頃は
現在のピアノほど
弦は響かなかったと思われるので、
今回の演奏は
かなり挑戦的な演奏だと思います。
いずれにしても
貴重な演奏を聴くことができた
リサイタルでした。
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