電子ピアノで練習している生徒の指導法、受講してきました(7)
2019.02.21
(前回の続きです)
最後に講師の先生が
「結論を言うと、電子ピアノで上達するのは不可能」
と、おっしゃりました。
これは私も同感です。
指導者・生徒・父兄の全員
そう感じているはずです。
しかし、様々な理由から
全員が初めから
ピアノで練習できるとは限りません。
電子ピアノでの練習は
単なる通過点であり、
いかにピアノへ買い替えてもらうか。
それは
指導者側の力量(指導力)にかかっている、と
いっても過言ではありません。
そのためには
父兄(特に父親)に
ピアノでの練習の重要性を
理解して欲しい、
ということを力説されていました。
ピアノ練習の重要性を知ってもらう
手っ取り早い方法として
「親子連弾」をお勧めしていました。
お勧め曲として
サン=サーンス:ライオンの王の行進
を
メロディを子供(生徒)
伴奏を両親(できれば父親)を
ソロ楽譜で良いので
まずは家の電子ピアノで
演奏します。
伴奏は
ラとミを連打すれば良いですね。
そして次に
レッスン時間に連弾をするんです!
そうすると
両親は
ピアノと電子ピアノの差に
ビックリします!
この方法を行った両親の多くが
電子ピアノでは上達しないことにに気づき
ピアノに買い替えたそうです。
また、
コンクールに出場すると
受賞・非入選の差が歴然と現れるので
(電子ピアノでの入賞は困難)
あえて参加させるのも
有効だとおっしゃっていました。