電子ピアノで練習している生徒の指導法、受講してきました(5)
2019.02.15
(前回の続きです)
電子ピアノ所有者に共通する特徴として
「ペダリングが苦手」
なことが挙げられます。
特に
「濁るペダリング」になる
生徒が多く見受けられます。
「家(電子ピアノ)では上手くいくのにレッスン(ピアノ)だと濁ってしまう」
と生徒が発言しますが、
実はこれ正しい発言なんですね!
講座では
ギロック:秋のスケッチ
の前半部分を
ダンパーペダルをふみっぱなしで
弾き比べました。
・ピアノ(ボストン)
→音が濁り、気持ち悪かったです
・高性能電子ピアノ
→ピアノほどではないですが音が濁り、気持ち悪かったです
・低価格電子ピアノ
→あまり濁りません。なんとなく聴いていたらミスに気づかないかも!?
これは完全に
電子ピアノの価格の差が
ペダル性能に結びついています。
古い機種や低価格電子ピアノほど
踏みかえが甘くても
上手に弾けてしまうんですね。
また、
昔は電子ピアノのペダルを
「サスティンペダル」と
表示していました。
サスティンとは
音を伸ばすという意味があります。
つまり
ピアノのダンパーペダルのように
共鳴しないため
「濁らない」んです。
濁らないペダリングをするには
「耳で踏む」
つまり
よく弾いた音を聴いて
整えていくしかありません。