電子ピアノで練習している生徒の指導法、受講してきました(4)
2019.02.14
(前回の続きです)
電子ピアノ所有者に多く見(聴き)受けられるのが
「音をよく聴く」ことが不得意なことが挙げられます。
残念ながら
当教室の生徒にも該当者がいます。
例を挙げると
・オクターブ間違えて弾いてしまう
・ドミソ、ドファラ、シファソの和音の区別があやふや
・左右の音量バランスがおかしい(たいてい低音がうるさい)
などです。
オクターブミスや和音ミスをしてしまう原因としては、
「倍音」を聴きとれていない可能性があります。
ピアノは弦に共鳴して倍音を発生します。
しかし、電子ピアノは残念ながら
ほぼ全機種倍音は鳴りません!
弦が無いからです!
また、左右バランスが悪い原因は
(古い機種や安い機種はなおさら)
前回書きましたが
強弱の振り幅が狭いため、ピアノで演奏すると
左手(低音)が大きくなってしまうんですね。
これらを改善するには
常日頃から
「良い音」「きれいな音」を聴くよう意識し、
指導者側も
「良い音」を提供することを心がける必要があります。