2017.11.10
10/27(金)にカワイ仙台で開催された
「中井正子 ピアノ公開講座」
を受講してきました。
シリーズで開催されているこの講座、
今回は
ショパンの名曲を解説されました。
取り上げた曲は
即興曲第一番
幻想即興曲
ワルツOp.69-1(告別)
子犬のワルツ
バラード第一番
です。
全て演奏したことのある曲だったので、
中井先生の一言一言が
とても深く染み入りました。
特に強く説明されていたのが
「同じフレーズは必ずニュアンスを変えて弾く!」
ことでした。
ショパンの楽曲は(大まかに)
同じフレーズが繰り返されるものが
多数あります。
はっきりと音符や強弱記号などで
書き分けているものもありますが、
全く同じ表記なら
必ず演奏に変化をつけなさい、と
何度も強調されていました。
だから
ショパンの曲を聴くと
他の作曲者以上に
千差万別の演奏があるのだと
私は納得しました。
また、
・即興曲第一番は全部の指をくまなく使う練習曲の要素もある
・13連符など不均等な音符は、ある程度左右の目星をつけて合わせることで弾きやすくなる
など、
とても勉強になる内容でした。
今回の講座では
中井先生監修の楽譜を元に
解説されましたが、
中井先生独自の運指が記載されていました。
その運指どおりに指を動かすと
楽に弾けるところが数多く数多くあったのも
とても役にたちました。
あっという間に過ぎるほど
充実した講座でした。
また受講したいと思います。