2021.11.13
リズム、メロディー、ハーモニーの三つを音楽の三要素などと言ったりします。
その中の一つで、リズムを身体で感じながら演奏する事は、楽器を演奏する上でとても重要な事です。
ピアノ練習者にはよくある事ですが、弾けるところは速く、弾けないところは遅く弾くという等速感のない演奏をされる方がいます。
簡単で弾きやすい箇所をノリノリで弾き、難しい箇所の練習をしないと一定のテンポで演奏出来るようになりません。
曲の完成度はグッと下がります。
演奏する曲に相応しいテンポで通して弾けない場合は、弾けない箇所を一定の速さで弾けるようになるまで、何度も繰り返し練習する必要があります。
そんな時に活躍する音楽用具が、メトロノームです。
メトロノームは一定の間隔で音を刻んでくれるので、メトロノームに合わせて練習する事により、一定のテンポを保つ感覚が身についてきます。
けれども、自分の音を聴きながら演奏出来ないと、メトロノームに合わせてピアノを弾くのも一苦労です。ピアノ初級者のうちは、子どもさんから大人の方まで、合わせられない方も多くいらっしゃいます。
ですから、メトロノームに合わせての練習を嫌がるお子さんも多いです。それでも嫌々でも合わせながらの練習を根気よく続けていくと、
心地よいテンポ感を習得出来ます。
一定のリズムを刻みながら演奏できるようになることは、ピアノ上達の鍵になります。