2021.10.31
ピアノは鍵盤を押すだけで音が鳴ります。
音を鳴らすだけなら他の弦楽器や金管楽器よりも簡単です。
けれども、ピアノはオーケストラと同じ音域を奏でられるため、奏でられる音楽は無限大です。それだけにとてもデリケートで、細部にまで拘った楽器でもあります。
鍵盤を乱暴に叩くと、とても耳障りで、ピアノも痛そうに、悲しんでいるように鳴ります。良い音を出そうと、懸命に指先のタッチや身体の使い方にも注意し、丁寧に弾いた音は、キラキラとして心洗われるようであったり、魂を揺さぶられるような響きです。
演奏者が楽しくて幸せな気持ちの時は、ピアノも嬉しそうなウキウキした煌びやかな音がします。逆に、演奏者が悲しく沈んでいる時はピアノの音も深く沈んだ音を鳴らします。
ピアノの音色は演奏する人のテクニック、感性、感情によって、その時どきの瞬間に表現できる音楽が変わります。
ピアノは弾く人と一緒に、楽器自体も個性が育っていきます。
所有者のライフステージの喜怒哀楽を受け止めながら、一生をともに過ごしてくれる相棒になりうる存在です。
無限大の可能性を秘めたピアノの世界を覗いてみたい方、とにかくピアノの音色が好きな方、ピアノライフを楽しみませんか?
11月4日、5日体験レッスンしています。