2021.06.05
レッスン室の扉が開き、こんにちは!と元気よく機嫌よくレッスンに来てくれる子どももいれば、表情や声のトーンなどから今日は睡眠不足で体調イマイチかな。という子どもがいたり、学校で何か嫌な出来事があってその事をひきずったままレッスンに来てくれた子どもなどなど、レッスン日の子どもたちのコンディションはまちまちです。
特に今はコロナの感染拡大を抑えるために、楽しみにしていた学校行事の延期や中止などがあったり、友達とも思いっきり遊べない事もあり、大なり小なり子どもたちのテンションを下げてしまうことが多く、子どもが心から笑顔になれることが減っているのを感じます。
また、子どもも年齢が上がってくると、辛い事があっても、我慢をしてある程度心を整えて大人に気付かれないようにしている子どももいます。心の扉を閉めて中を覗かれないようにして戦っているような子どももいます。
どうにもならない事ばかりで、感情を押し殺し、ストレスを抱えている子どもたちは大人が考えている以上に多いと思います。
大人も子どもも、中々思い通りにならない日常生活の中、せめてピアノレッスンでは、楽しい時間を過ごして頂きたい。という思いでレッスンしています。
たとえその日1日つまらない日であったとしても、レッスンに来たら、好きな曲が弾けて楽しくなったり、弾けなかった曲が弾けるようになって嬉しくなったりする事によって元気になって欲しいですし、ピアノの音色に癒されたりする事によって、レッスンが終わり帰る頃には、気持ちがほっこりして明るい気持ちで帰路について欲しいと願っています。