2021.02.21
うちの子練習しないから上手くもならないのでピアノ辞めます。
といきなり残念なご連絡をいただく事があります。
こちらも突然だと心の準備が出来ずいきなりどうしたの??と心が折れかかってしまいますが、自分の力不足を痛感します。
一番悲しいお別れです。
ご縁をいただいた子どもさんですから、もっと楽しいレッスンが出来なかったのか。とか、
もっと家でピアノを弾きたくなるよう導けなかったのか。とか、
それともピアノが嫌いになってしまうような言葉がけをしてしまったのではないか。などなど色々と考えます。
私たちピアノ指導者はピアノが大好きで、ピアノ大好きな子どもたちが増えたら嬉しいなぁ。と願い、ピアノ大好き音楽大好きな大人に成長し、生涯ピアノや音楽と付き合って人生の友にしてほしい。という思いを持ってレッスンしています。
ただ、ピアノは小学校の間だけとか高校受験前まで、とか期限を決めていらっしゃる方が多いのが現実です。その場合こちらも予めお話しいただいているので、それぞれの人生設計や方針、考え方もあるんだ。とピアノを卒業していく子どもたちの未来を応援しつつお別れします。
人生の分岐点で習い事を続ける事は大変です。けれども、練習があまり出来なくてもずるずると長く続けていると得られるものは必ずあります。
たとえ一度は辞めてしまっても大人になってから再開してほしい。
可能ならば生涯ピアノのある音楽を楽しむ生活をしていってほしい。
ピアノが自由に弾けることは、
時にはストレス解消になったり、時には心の栄養剤になってくれたりもします。ピアノが弾けるだけで幸せな気持ちになることもきっとあります。
私はそう信じています。