2021.02.15
音楽の言葉といえばまずは音符です。
お子様にピアノを習わせる理由の一つに、音符が読めるようになってほしい。という親御さんはとても多いです。
音符が読めれば、ピアノをはじめ多くの楽器が演奏出来るようになります。
ですから、私も音符の学習には力を入れています。
一昔前は、ドーはドーナツのド、レーはレモンのレ、ミーはみんなのミ、、、なんていう歌を皆が歌っていました。
ただ、残念ながら、この歌を歌えても音楽の五線譜の音符が読めるようにはなりません。
さて、どう指導したら楽しく理解して頂けるかなぁ、、、
小さなお子様に、音符の位置を唱えて丸覚えせるようなレッスンはしたくはないし、、、
そんな思いで試行錯誤していく中で出会ったのが、『ソーヨひめとファーデスおうじ』という楽しい譜読みのお話し絵本です。
ト音記号の国のお姫様ソーヨひめとヘ音記号の国の王子様ファーデスおうじがお手紙のやりとりをして、お互いの国に遊びに行き、仲良くなり、神様がひいてくださった真ん中ドーロで楽しいダンスパーティーをする。なんていうお話です。
子どもが自分で色ぬりをすることで絵本が完成します。
かわいい音符の歌を聴いたり歌ったりしながら、お話しの中で、楽譜と鍵盤の一致を学びます。
ソーヨひめやファーデスおうじの他にドーロ、れんげ、みかん、ラッパ、シカさんが登場してお話しが進みます。
頭ごなしにドの位置はここ!レの位置はここ!と丸覚えするよりも、子どもたちには、絵本を通して音符の世界の仲間入りをするような気持ちで、想像力を広げながら学んでほしいと願いつつ指導しています。