2025.09.05
ピアノ教室スタッカートです。
博多の伝統工芸品。
博多バサミをご存知でしょうか。
昔、宋との貿易の際、伝わったとされるハサミです。
主に朝廷などの献上品として扱われていたそうです。
明治になると、博多バサミという名前に変えて、庶民が使えるようになったとか。
鋼(はがね)と地金を合わせて、職人が叩いて作り上げていくもの。
今では製作者は福岡でお一人になられたとか。
もともと、刀に用いられる技法ですので、半永久的に使えるものだそうです。
私の実母は、この博多バサミを持っていますが、まだまだ切れ味がよく、
どんなものでも切れてしまうぐらいです。
大切に使っていますので、テープ類や、余りにも大きな物を切ることは控えてきました。
私は、その博多バサミではなく、
博多バサミ型というハサミを持っています。
博多バサミの職人さんはお一人ですので、それに似たハサミ。
別の所で制作されたものです。博多バサミ型ハサミという名前だそうです。
もちろん、切れ味はしっかりとしています。
私の持つそのハサミはデザインはシンプル。
黒い持ち手で刃先はほんの少し丸みがありますが、それはとても美しいものです。
私が愛用していると、友人が聞き、同じものを購入されました。お安い物ではないのですが。
先日、その友人の知り合いの方からも同じ物が欲しいから、購入してきて欲しいと。
承知しました。
ある意味馴染みのお店ですので、社長さんのお顔を拝見するために伺いました。
その土地の工芸品は、大切に使っていきたいものですね。
ご興味があれば、お調べください。
それでは、週末になります。
金曜日も元気にレッスンさせて頂きますね。
ありがとうございます。