2025.08.13
ピアノ教室スタッカートです。
フランツ・シューベルト、(写真はピィティナピアノ辞典より)
歌曲の王と言われるシューベルト。
良く知られている『のばら』は、学校でも歌われているとの事。
美しく素直なメロディー、親しみやすくシューベルトの初期の作品とされています。
ピアノの生徒さんたちは、小学校を卒業して中学生になり、音楽の教科書に初めてオペラの歌曲が掲載されます。
『魔王』
音楽鑑賞の時間ですね。
お母さま方も覚えがあるかもしれません。
この曲を聴き、ほとんどの生徒たちは大きな衝撃を受けます。私も同じでした。
ピアノの迫り来る旋律、、、見事です。
他にも『アベマリア』『セレナーデ』なとの歌曲。
ピアノでは、『即興曲』『楽興の時』『ピアノソナタ』など。
いずれもある程度進んだ生徒さんは演奏が可能です。
最後に挙げた、シューベルトのピアノソナタ。
それはそれはとても美しく、弾いていると涙がでるくらいの清らかな気持ちになります。
以前、私がベートーヴェンソナタ、ショパン幻想即興・革命のエチュードを練習したあとに、
このシューベルトソナタの数種類に手をつけた途端に、、、
今までの悩みがスッと消えていく感覚に陥りました。
ひと言、美しい、、、、
若い時には全く感じなかった事なのです。
歳を重ねていくと、こんな事があるのですね。
恩師にこの話をしましたら、
『そうなんですよ、植弘先生もそうお思いになられますか?』
同じ意見で、私は感激いたしました。
簡単に言うと、ベートーヴェン、ショパンの濁った音ではなく、
混ざりけのない音。
という感じです。
混ざりけがないというとモーツァルトを連想しますが、それよりももっとロマンチックなイメージです。
歳を重ねて弾く曲に新たな発見がある。
奥の深いものなのですね。
さて、今日は13日。
お盆のお集まりの方、いつもの平日の方、
どうぞお健やかにお過ごしください。