2024.11.12
ピアノ教室スタッカートです。
バッハのインベンションについて。
『インベンション』とは。
言葉から訳しますと、
原義を離れて探究・発見されるべき曲想と言う意味で使われています。難
分かりにくいですね。
バッハの時代のバロック音楽は、主に教会や宮廷で演奏されていた貴族の音楽。
教会のミサ曲と言うところです。
それを発展させて、想像豊かに表現しようとしたのがバッハたち。ヘンデルも同じです。
このインベンションとは、右手左手がべつのフレーズを弾き、
それぞれの音楽が融合する美しさで人々を魅了しています。
さらに分かりやすく言いますと、右手はカエルの歌、左手はちょうちょ、
と言ったところでしょうか。
とにかく、弾きにくいのです。
私も初め課題に出された時に、とても苦労した事は、今でも鮮明に覚えています。
難易度的にはそれほど難しくはないのですが、弾き方に厳しい制限があります。
これを身につけなければ、インベンションとは言えないぐらいです。
コンクールやグレード試験には、必ず課題曲で出されます。
クラッシック音楽の元なったものだからでしょう。
決してペダルを踏むことはなく、両手をひたすら動かして、音の絡まりの美しさを表現します。
、、、、
ソナチネを卒業された方に、インベンションに触れてもらう事にしていますが、
はい、大体の方に不評、、です。
発表会のような派手な曲を練習している姿とは、全く違ってしまいます。
ん〜。申し訳ありません。
私の伝え方が悪いのです。
このインベンションについては、まだまだ私が勉強しなければならないようです。
バッハの曲、フーガ、トッカータ等、とても良いものが数多くあります。
生徒さんたちが、心地よく演奏できるよう、わたしが探求せねばなりませんね。
失礼いたしました。
今日は、バッハのインベンションについて、知っていて欲しい曲の一つとして、記しました。
ご覧いただきありがとうございました。