2024.10.09
ピアノ教室スタッカートです。
久しぶりの作曲家のご紹介です。
40代以上のお母さま方はご存知の、あの
『バイエル』
赤バイエル、黄バイエルの2冊にわたり、105曲が載っている、ピアノ教本です。
今考えると、とにかくおもろくない、、
入門の時、ト音記号ばかりで学習するので、ヘ音記号に慣れないという子どもが続出しました。
今では世界のピアノ教師からは指示されていないようです。
しかし、『バイエルで鍛われた』という人も多いと聞きます。
ここでそのバイエルの簡単なご紹介です。
フェルディナント・バイエル。その名のとおり、ドイツの作曲家。
母が教会のオルガニストでした。
ピアノ教師をしながら、作曲を好み、指導者の立場になった、偉大な教本を作り上げました。
しかし、当時はロマン派音楽が流行り出した時代。
ロマン派の曲は、ショパンやシューベルト、のような、思考を凝らした音楽です。
音楽評論家たちは、画一的な伴奏をつけたバイエルの曲に、低評価だったそうです。
それも母の教会音楽があったと推測されています。
といっても、出版された時代は世界中で使われた歴史もあります。
これを練習すると、必ず上手く弾けるようになる!
と教師も子どもも感じたのでしょうね。
そのバイエルという画一的な音楽が終わって、ブルグミュラー教本に入った時の、子ども達は、
達成感で満ち溢れていたことでしょう。
作曲家バイエルはその後の詳しい事はわかっておらず、
1863年に死去したようです。
今世界では、ヨーロッパのピアノ教本に変わり、
アメリカの音楽教育の教本が多くの指示を集めています。
この教室でも、バーナムピアノテクニックは、そのひとつです。
また発表会でも、バスティンやトンプソン、そしてアドベンチャーを選曲しています。
子どもらしく、明るい響きで、現代の子ども達にぴったりだと感じます。
バイエル先生、幼少期は大変お世話になりました。ありがとうございました。
本日は水曜日。週の中ごろです。
身体を少し休めて、慌てずに過ごしたいと思います。