2024.08.13
ピアノ教室『スタッカート』うえひろです。
美しいピアノ演奏をお聴きになった事はありますか?
それは難易度の高い曲ではなくとも、シンプルな曲でも良いのです。
まるでピアノが人のように大きな口を開けて、歌っているように、メロディーが耳に入ってくる弾き方です。
そんな弾き方が出来るように指導したいと常々思っています。
が、とても難しいですね。
実はピアノ指導者にとって、ここが力量といった所になります。
メロディーを流れるように弾く、音程の上がり下がりを感じて、
メロディーがどの音に向かっていくのか、、。
それを考えて指1本1本の圧力を変えて弾いて行きます。
いつもの練習の加えて、この練習が必要になります。
どちらかと言えば、面白くない練習です。
レッスンでは、
この練習に興味を持ってくれるように、
この練習を受け入れる事が出来るようになるタイミングが大切だと感じます。
例えばこんな時期の生徒さん。
"とにかく元気にバンバン音を出して弾きたい、
とにかくテキストをドンドン進めたい、
演奏する時に、止まりたくない、
間違えると初めから弾かないと気持ち悪い、"
この場合は美しさを追求する事は控えています。
しかし、上に書いた気持ちはどれも悪くはありません。
その生徒さんの思考です。
年齢を重ねていくと、上のようではなくなってきます。
その時がチャンス!だと感じます。
どんな気持ちで弾いているのか。
どういうピアノを弾きたいのか。
この2点に注目して指導していきます。
お盆に入りましたね。
私も先ほど、お墓参りにいってきました。
自宅のお仏壇には、小さな干菓子、お花を飾って、ご先祖様のご来訪に備えておりました。
さて、本日も振り替えの方のレッスンが入っています。
どうぞよろしくお願いします。