2024.06.20
ピアノ教室『スタッカート』うえひろです。
皆さまが持っているテキストについて。
レッスンではテキストを使って進めています。
この本では、もちろんテクニックの習得が目的です。
しかし、それよりも音符を読めるようになる、
これがピアノを習う事にはとても大切なものになります。
今や、ネットを見るとYouTubeでピアノの鍵盤が出てきて、弾く音に光が当たり、分かりやすく教えてくれます。
独学で弾く事ができる時代となりました。
ピアノを習いに来て頂く限りは、音符を読めるようにならないと意味がありません。
個人レッスンでは、これが出来る事が1番か魅力だと感じています。
さて、レッスンでは、そのテキストを順番に1巻から進めています。
1冊の本の中には、大体25曲ほど入っています。
1から順に、2.、3、4、5、、、と進んでいきますが
私の場合ある時期、ぽん!と飛ばしていく事があります。
そのタイミングですが、目安は初見演奏の時に、間違わずに音符を読めるか、、、です。
レッスンでの初見練習の際に、
違う音を続けて押したり、音符の読みが少し遅かったりしながら、一生懸命に弾いてくれす。
そんな場合は、それがちょうど良いレベルにあると感じます。
簡単に音符が読めて、ある程度指が動く時は曲の順番を5〜10曲ほど飛ばしていきます。
鍵は譜読みと指の動きです。
幼児さんから始めた生徒さんは、それまでの積み上げがありますので、心配いらないと感じます。
5〜6年生では遅すぎるぐらいかもしれません。
『低学年で音符の読みをしっかり身につける』
これが私が特に気をつけている事です。
少し脱線いたしますが、第1期生で入会頂いたある生徒さん、
中学生まで続けて頂きました。受験で退会される時、お母様より、
『もう少し音符が読めるようになるかと思っていました』(中級レベルの曲は弾けるようになっていましたが、私の手取り足取りがあったのは間違いありません)
もちろん、私も生徒さんも共に譜読みに努力を重ねてきましたが、
積み上げが足りなかった、、、と大反省いたしました。
その経験から、必ず読めるようにする!という信念を持つようになりました。
音符が読めると、楽しさは増す事だと信じています。
ただ譜読みは、訓練してもすぐに効果が出るとは限らず、年単位でゆっくりお待ち頂きたいと思っています。
『譜読みのトレーニングドリル』があります。毎日1〜2ページをするトレーニングです。
ご希望の方は、お知らせ下さい。
お読み頂きありがとうございました。