2024.06.04
ピアノ教室『スタッカート』うえひろです。
よく耳にする曲の中に、スメタナ作曲『モルダウ』があります。
私自身も初めのフレーズを耳にすると、いつも心がざわめき、感じ入る事になるこの曲。
とっても良い雰囲気です。
チェコのプラハを流れる、モルダウ川。
当時、オーストリアに侵攻されたチェコ。
その祖国を思い、スメタナがモルダウ川をモデルに作曲したものです。
あの悲しげなフレーズは、いったいどんな川なのだろう、、、
どういう環境の下で流れているのだろう、、
若い時この曲を知って1番に感じたことでした。
オーストリアに征服されても、私たちは自分の国を忘れない、そして再建する、、いつも流れているこの川のように、、、
私たちの気持ちは、止められない、、
という意味が込められています。
曲の初めは、冷たい支流と温かい支流を表しています。小さな川です。
やがて川は、合流して大きくなっていきます。
森や草原、楽しいお祭りを通過する。
月の光は水の精を照らすように輝き、館や城を過ぎていく。
急流を超えて、プラハに至るまでに大きな川幅となっている。
どんな時も悠々とながれる、この川のように自分たちの気持ちは、いつも同じ所にある、、、
こんな熱い思いを込めて、『我が祖国』を作り上げたといわれます。
後半の最後はとても明るく、未来に向かって進む事を連想させます。
まさに『希望』を感じますね。
そのフィナーレの最後の音は、
ジャン!ズジャン!
(表現が汎用ですみません)
結構、驚きです。
ただモルダウにかけたその想い、決意を感じます。
"どうだ!まいったか!"
(完全に個人的感想です)
こんな気持ちだったのでしょうか。
曲に込められたメッセージ。
考えていくと、とても面白いものです。
小説や映画、またはドラマでも、深読みすると楽しいですね。
話変わります。
最近はマッシュム?マッシュモ?ブリング・バン・バン?バングバン?笑
皆さんが弾きたがっています、、、
そういう時は、練習してもらっています。
YouTubeで耳コピして、練習しています。
楽譜は用意していません。ごめんなさい。
流行りのものも抵抗せずに、やっていこうと考えています。
今日もよろしくお願いします。