2024.05.16
ピアノ教室『スタッカート』うえひろです。
美しく優しく聞こえる曲は、聴いている人の心を癒します。
ロマン派のノクターンやワルツなどはその種類に入ります。
癒される音楽。
実は弾いて間もない演奏者にとっては、とても辛い弾き方になるのです。
自分勝手に、軽快に元気よく演奏出来ない。
右手のフレーズの終わりは必ず弱く弾く事や、
左手は決して目立たせず、
しかし歌うように弾くときもあります。
今まで子ども向けの音楽の練習をしてきた生徒さんには、とても辛い弾き方です。
慣れてくると簡単なのですが、レッスンでは部分練習を何回も
私からさせられます。すみません。
『家族が綺麗ねぇ〜と言ってくれる曲は、弾く人にとって、とてもつらいのですよ』
はっきりとお伝えします。
高学年以上の生徒さんですので、しっかり受け止めてくれます。
『はい!分かりました』
と正面から受け入れて、練習をしてもらえます。
すぐに出来る方、苦労する方、、、
さまざまですが、それに向かって努力する事が、勉強になる事は間違いありません。
有名ピアニストさんたちのように、すぐに出来てしまう訳ありませんので、
私たちはひたすら努力のみ。
これを楽しみましょう。
練習した結果、ほんの少しの変化に気が付き、それを成功に繋げる。
私の役目だと思っています。
皆さんが良く耳にする、有名なピアノの曲を演奏出来る事が、自信に繋がっていくのだと考えています。
もしお子様が今後、そのような曲を練習するようになれば、
どうか存分に褒めてあげて下さい。
辛い練習に挑んでいるのですから。
美しく優しく、華やかに聴こえる、、、
努力の賜物です。
よろしくお願い申し上げます。
今日もありがとうございます。