2024.04.30
ピアノ教室『スタッカート♪』です。
この季節は、色々な花々が私たちの目を楽しませてくれます。
ツツジもありますが、日本由来の花、日本の心とも言える『藤の花』が見頃となります。
ツツジよりも品があり、優雅で華やかですが、静けさも感じる『藤の花』
昔は藤棚を作り、その美しさを鑑賞して和歌や宴を楽しんだ日本人。
今でも見事な藤棚がニュースなどで見る事があります。
素晴らしい眺めだなぁ、、、と思っていましたが、
私はやはり、、山藤(やまふじ)が好きなようです。
自然に生えて、山の木々の間に花を咲かせます。
人間の手がかかっておらず、そのままの姿で咲き乱れる山藤。
山の緑に模様を見事に付けてくれます。
大きな大きな筆で、サッと描いたような美しい山藤。
父のお墓参りでは、この時期に自由に咲き乱れる山藤を昨年見かけ、魅了されておりました。
今年も遅れずに行かなければ、、、と思っています。
芥川龍之介が作った、藤の花の俳句を見かけましたので、記します。
『藤の花 雫とめたる たまゆらや 』
藤の花にたまった雫が、美しい玉のように見えた、という一句だそうです。
たまゆらや、、、雫がこすれる微かな響きの意味
なんと繊細な俳句でしょう!
雫のこすれる響き、、、
さて、どんな感じなのでしょうね。
本日は5週目でレッスンはお休みさせて頂きました。ありがとうございます。
明日はレッスンいたします。楽しみにお待ちしています。
よろしくお願いいたします。